VOL.2 愛の拷問マッサージ

とにかく肩が凝っている。いつも、肩が凝っている。
マッサージに行くと、ベテランらしき中国人の男性が片言で、
「おぉ、お客さんの背中、コンクリートは・い・て・ま・す・ね。」と言われて、なぜだか、
「すみません…。」と謝った記憶がある。近頃は、夕食の片付けが終わると、
決まってリビングのソファで始まる、半分恐怖のマッサージタイム。
昔ヨガを習っていた時に、一生懸命脳に指令を送っても、絶対に横に開かない足の指と指の間に
容赦なく入ってくる力強い手指。
第二の心臓やでぇ~といいながら、しごきあげるふくらはぎ。
肩甲骨の内側のツボをおさえながら、むりやり腕をまわされるというワケのわからん運動。
思うよりも力が強い一人娘が施してくれる、拷問に近いマッサージ。
「いたい~」「やめてぇ~」「きつくしないでぇ~~」と叫べば叫ぶほど、ニヤリとしながら続く拷問マッサージ。
しかしながら、マッサージを受けた後は、ずいぶん身体が軽くなる。 
なので、
やはり今夜も、マッサージして~と愛の拷問マッサージをリクエストする私であった…。