奥田浩子の
Beauty Memories

古いパンツを脱いだら、ターン‼

vol.10 古いパンツを脱いだら、ターン‼

長年愛用してきたパンツは、

なぜだか、なかなか、捨てられない。

ゴムが伸びても、
生地が薄くなってても、
ちょっとヨレっとしていても、
それがなんとも
肌にフィットするんだなぁ~。

   

なつかしい、慣れ親しんだここちよさ。

   

けれど、もう、

あたらしいパンツにとりかえなくちゃ。

   


簡単なのは、同じものを買うことだけど、
「お客様~、廃番です。」

なんて言われちゃうと

 

新しいお気に入りを、

もう一度さがさなくちゃ。 

   

   

  

   コロナの影響で老舗のホテルが閉店、

   とのある日の新聞記事。

   『新しい生活様式』ときくたびに

   「もう、お前のホテルはいらない、

    と、いわれているように感じた。」

   と、悲しそうに、

   支配人が語っていた。 

   なんとも、胸につきささる、

   読むのもつらい記事である。

   

   

  

新しいパンツを買うときに、

古いパンツをはいていたからこそ、

思いあたることがある。

気づくことがたくさんある。

大好きだった古いパンツ。

でも、今思えば、足回りがちょっと窮屈だったような。

大好きだった古いパンツ。

あの時は少し妥協して買ったけれど、

本当は、ここにリボンがついていたら、もっとよかったのに、なんて。

   

古いパンツが、私に、教えてくれること。

古いパンツが、私に、問いかけてくれること。

   

前を向いても 後ろを向いても
右を向いても 左を向いても 

どうしようもないときは、

 

そうだ、私は、

くるっと

ターン!!!してみよう。

  

360度すべて見わたしてみたならば、

みえなかった世界がみえてくるかも。

そして、

ここだ!と思ったその角度に、

あたらしく ジャスト!フォーカス!!!

  

一回転、おおっと、ふらつきそう…だけど、
真ん中がきゅっとしまっていたならば、

きっと、きっと、大丈夫。

  

『 新しいパンツ 』にはきかえて、

  

さぁ、せぇーの~~~~~っ!で、

あなたも、ご一緒にいかがですか。

 

   

※ あぁっ~年のせいか、一度に一回転は、

ちょっと、きつい~(泣…)

何回かの小分け回転で、

許してください~~~。